18.12.2017 | 新製品 & トレンド

ツールボード・アルプス ―ウィンタースポーツファンに喜ばれるアメニティ

今、新しい「ツールボード・アルプス」がスキーリゾート各地に向けた発送を間近に控えています。スキーやスノーボードのお手入れのためのサービスステーションとして人気の高いツールボード。人々に広く支持される、その理由はどこにあるのでしょうか?そして、新しいツールボード ・アルプスのもつ魅力とは? 関係者にお話を伺いました。

冬山でスキーやスノーボードを楽しむときは、安全のためには留め具を常に正しく調整しておく必要があります。ドイツ連邦航空機事故調査局 (BFU)の検査を受けたツールボードがあれば万全です。サービスショップのように手際よく調整を行えます。一度ピステに出てからスキーの留め具を調整するのは至難の技。スキー上級者でもツールがないと無理です。しかし、ツールボードが設置されたエリアなら心配ありません。

500体以上のツールボード・アルプスが活躍

当社では長年にわたり、各地のウィンターリゾートにスキーやスノーボードのサービスステーションとして便利なツールボードを無償で提供してきました。現在、スイスの126ヶ所で500体以上のツールボードが使われています。ドイツ、オーストリア、フランス、オランダ、さらにはイスラエルでも、ツールボードはウィンタースポーツファンにご愛用いただいています。スキー装具の調整はもちろんのこと、ちょっとした修理もこれで済ませることができます。ですから、どの国のユーザーにも喜ばれています。特に、工具の優れた品質と耐久性には定評があります。極寒の気候条件のもとでも工具は長持ちします。

「クレームを受けたことは一度もない」

Glacier 3000 のエリアだけでも、すでに十数体のツールボード・アルプスが設置されています。技術・運営部長のクルト・フォン・ジーベンタール氏によれば、「ここでは、ツールボードが渓谷、ミドルステーション、山頂エリアなど至るところに設置されています。ピステで必要なものがすべて揃っているため、多くの人々に利用されています」とのこと。ツールの種類と品質も支持される理由の一つです。「クレームを受けたことは一度もない」といいます。また、工具には実用的な優良材料が使われていますが、どんなに高品質の工具でも標高3,000メートルの厳しい気候環境から来るダメージは避けられません。そのため「スペアパーツをお願いすることもしばしばですが、補充はいつもスムーズです」

数年前からルツェルン地方のマールバッハにもツールボード ・アルプスが装備されています。近々、その数は2体に増やされる予定です。「その便利さから皆さんに重宝されています。そして、一流の工具であることを実感しています。でなければ、こんなに長持ちするわけはありません」と、マールバッハエック・スポーツゲレンデの技術・運営部長のシュテファン・ヴィットヴェール氏はいいます。また、「工具にワイヤロープを付けておくのはよい考えです」とツールボード のデザインを褒めています。

ツールボード装備によりステーションのスタッフの負担を軽減

グリンデルワルトのファーストバーネン社で技術・運営部長を務めるマルクス・ケレンベルガー氏も、ツールボードの恩恵を知る一人です。「当社ではすでに何年も前から7体のツールボードを使っており、新設のスノーパークにも近いうちに追加で取りつけることになっています。当社施設をご利用されるお客様に好評なサービスです」とのこと。

ウィンタースポーツの盛んなツェルマットでも、十数体のツールボードがすでに配置されています。ツェルマット山岳鉄道(Zermatt Bergbahnen)の南エリア/技術統括のラインハルト・ラウバー氏はこういいます。「お客様にプラスアルファのメリットを提供するのが、このツールボードです。そして、ステーションスタッフの負担軽減にもなります。ドライバーなどの工具を貸して欲しいと、しょっちゅうお客様に頼まれることもなくなりますから」

手袋をはめたままでも使いやすい工具

ツールボード ・アルプスに備え付けられた工具のハンドルは、どれも2種の素材から成るスイスグリップです。このパワーハンドルのおかげで濡れた手や寒さでかじかんだ手でも工具を持ちやすく、扱いやすくなっています。

共通デザインでリニューアルされたツールボード・アルプス。現在、それら200体以上を各地の冬山にお届けすべく、発送準備が進められています。さらに新たなモデルが加わり、支持フレーム有り・無し(従来品)の2タイプをご用意しています。また、当社ではウィンターリゾートにはツールボードを無償で提供しております。

 

ツールボード・アルプスの新機能:

  • ねじ形状に応じてカラーコーディングされているので、使用後に工具を戻す位置がすぐ分かります。

  • 工具の柄の表面素材には柔らかいプラスチックを採用。そのため、工具を取り出しやすいエルゴノミクス・デザインになっています。

  • 樹脂コーティングした2本の堅牢な支持フレームはスキーやスノーボードを立てかけておくのに便利で、腰を曲げずに楽にねじを回すことができます。

夏山でも活躍 ―ツールボード・バイカー

雪が溶けたら、マウンテンバイクの季節です。夏のレジャースポットとなる多くの地域から、マウンテンバイカー仕様のツールボードに高い関心が寄せられています。各地で自作のツールボードなども見かけます。

これにヒントを得て、当社では自転整備工との協力のもとに「ツールボード ・バイカー」の開発を進めています。

ツールボードにご興味をもたれましたか?お問い合わせ・ご注文はこちら: info@pbswisstools.com

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