05.10.2018 | トピックス

«喫煙が突然重要ではなくなった»

リタ・ゲルバーとマティアス・フリュッキガーは、«Easyway»が企画した禁煙セミナーに、PB Swiss Tools社の費用負担の下で参加しました。結果はどうだったのでしょうか?

最初に最も重要なこと:リタ・ゲルバーとマティアス・フリュッキガーは、それぞれ13年と22年間の喫煙歴を経て、2017年11月7日に吸ったタバコを最後に、今日まで禁煙を保っています。

 彼らはPB Swiss Tools社の招待を受けて、Easyway が企画した禁煙セミナーに参加しました。これは、長年にわたってチェーンスモーカーであったアレン・カールが無数の試みに失敗しながらも禁煙に成功した末に開発したメソッドですある日突然に、タバコをやめることができた彼は、本を出版し、セミナーを開きました。現在は、スイスを含む多くの国のインストラクターが引き継いで行っています。

 

«喫煙による影響について否定的なことは話しません»

Sウィーン医科大学の調査 によると、成功率は50%以上です。これは、喫煙者が発症する強い中毒症状の構造の観点からみて画期的です。Easywayメソッドはどうして効果的なのでしょうか?

 

「私たちはまったく異なる方法で実践しています」と、PB Swiss Toolsの従業員向けのセミナーを担当した講師のマーティン・ベーラーは説明します。。「私たちは喫煙による影響について否定的なことは話しません。喫煙者はそれについてご存知ですし、タバコのパッケージにある、見せしめの画像やスローガンも知っています。私たちはタバコをやめることについてではなく、どうしてタバコを吸っているのですか?今後もタバコを吸い続けることに意味があるのですか?ということを話し合うのです。これにより、喫煙の動機が消えていき、タバコをやめることによって何かをロスするという恐怖感も解消されます。人は何かが欠落していくことを恐れる。そこにポイントを置くのです。」

 

強制がなく無理のない取組み

マーティン・ベーラーには確信があります。彼自身にも20年間喫煙した過去があり、Easywayでタバコをやめることができたのです。喫煙のテーマには、「抑制」が関係しているので、無理のない方法で物事に取り組まなければなりません。。「最初のステップは、義務を課すことのない1時間の情報イベントに参加することです。ただ耳を傾けるだけでいいのです。その後、1日セミナーに参加するかどうかを決定し、さらにフォローアップが続きます。強制力や圧力がかかることはありません。実際には、セミナー終了後、多くの参加者は、もはや喫煙の意義を感じなくなっています。そして、自分は喫煙を続けることはできるが、果たして続ける必要があるのか、と問うようになるのです。」

リタ・ゲルバーとマティアス・フリュッキガーは、PB Swiss Toolsの従業員17人のうち、2017年秋のセミナーに登録した2名でした。事前の情報イベントへの参加は、社内のすべての喫煙者に義務づけられていました。そこで、メソッドに関する簡単な説明を受け、その後セミナーに参加したいかどうかを決めることができました。

インタビューのなかで、リタ・ゲルバーとマティアス・フリュッキガーは、セミナーでの経験や、禁煙後の今日の生活について語っています。

 

 あなたたちにとって、タバコをやめることは長年のテーマだったのですか?

 マティアス・フリュッキガー:私は気にしていませんでした。私は22年間喫煙しました。タバコを絶対にやめたいと思ってセミナーに参加したのではありません。ただ話を聞きに行くという感じでした。

 リタ・ゲルバー:それは私も似たようなものです。いつかタバコをやめようという漠然とした気持ちはありましたが、それがいつなのか考えていませんでした。そのタイミングがいつがベストなのかわかりませんでした。マティアスと同じように行動しました:まず私は情報イベントに参加し、その後セミナーにサインアップしました。

 

セミナーではどのような体験をしましたか?

マティアス・フリュッキガー:情報イベントの話は、私たちが引き続き喫煙をしてもよいというものでした。奇妙な感じがしました。そんなはずはない、それではタバコをやめられるわけはないと思ったのです。そして、11月7日が来たのです。その日も 私はそこに行って、話を聞くだけでうまくいくはずがないと思いました。その際、私たちが喫煙しているものが、殺虫剤であることを学びました。私は園芸家としての職業訓練を受けていましたので、殺虫剤で病気にならないために、厳重な保護服の着用が必要があることを知っています。そこで考えたのです:このままではいけない。

 リタ・ゲルバー:リタ・ゲルバー:11月7日、私はセミナーの開始前に外に座ってタバコを吸っていました。セミナーがスタートしました。私にとって最悪だったのは、先生が喫煙について話し続けていたことでした。私はもうそれに耐えられなかったのです。11時に外に出て、昼休み中にこれまでにないほど「貪欲」にタバコを吸いました。その後1時30分には、私たちの最後のタバコを吸う、ということになりましたが、私はそのことを、もはやつらいこととは感じませんでした。その後帰宅しましたが、喫煙欲求は失せていました。

 

なぜ喫煙は、突然あなたにとって重要ではなくなったのですか?

リタ・ゲルバー:それはマティアスの理由に似ています。私も園芸関連の業界にいたことがあり、殺虫剤ということに考えさせられました。また、喫煙の動機が「洗脳」に似ていることを知りました。トレーナーは私たちに尋ねました:あなたはストレスがあるときに何をしますか?喫煙者の私はタバコを吸うために外に出ますが、ストレスは減少することはありません。と答えました。喫煙することによって、その後にはバラ色の世界が広がるだろうと思われますが、現実にはそうではなく、逆に喫煙に時間を費やさなければならないので、ストレスがさらに増します。

 

回りの環境も重要な要素となるでしょう。多くの喫煙者がいるなかで、突然禁煙することに違和感が生じませんでしたか?

マティアス・フリュッキガー:私の同僚には喫煙者が多くいます。これまでと同様に、彼らと一緒に行動して、つきあっていくことが私にとって重要でした。それですぐに喫煙する同僚のところへ行きました。他の人が喫煙したり、お酒を飲んだりしても、私は後戻りすることはないという確信が欲しかったのです。強い意思によってそれを確認することができて、うれしい気持ちになりました。

リタ・ゲルバー:セミナーの直後、会社のクリスマス会があり、面白い経験をしました。私は以前のように、喫煙者と外に出ることを楽しんでいたのですが、喫煙をしないことへの指摘と、受講したセミナーがよいものだったのかという質問を受けました。1年、2年の間に再びセミナーの機会が提供されれば、参加したいと考える人たちがいるに違いありません。

 

あなた方は11月7日以来、気持ちが揺らいだことはありませんか?

 リタ・ゲルバー:いいえ。私は楽になったと感じています。禁煙に成功した直後は冬だったので、喫煙のために寒い屋外に出るのはいつも不快に感じていましたから。屋外でワインを楽しむ春になれば、何かが欠落した気分になるのかなと思っていましたが、そうではありませんでした。テーブルを囲む別の人が喫煙しても大丈夫です:煙の臭いは好きですが、全く問題ありません。

 マティアス・フリュッキガー:いいえ。私はもうタバコを吸っていません。ごく稀に吸うということもありません。喫煙するか、禁煙するか、のどちらかだと考えています。

  

タバコをやめることによって節約できるお金をどのように使うつもりですか?

 マティアス・フリュッキガー:月に約300フランが節約できるようになりました。家の外構工事の一部にあてたいと思います。

 リタ・ゲルバー:私はカナダ旅行の費用にしたいと思います。

 

 お時間をいただき、ありがとうございました!

 

PB Swiss Toolsは従業員の健康に投資し、喫煙者には不規則な間隔で無料で、勤務時間中に開催されるEasywayセミナーの受講を提供しています。

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